ここでは美容に良いとして有名なビタミンCについて私なりに考えた事を書いてみます。尚、詳細については別ブログ「ニキビを治す方法について考えてみた」にある『ビタミンCを摂取すればニキビが治る?』にまとめているのでそちらをご覧下さい。
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ビタミンCの役割について
ビタミンCはコラーゲンの合成に深く関与しています。コラーゲンは皮膚、靭帯、腱、軟骨組織などに存在し、その構造を維持しています。年齢を重ねて皮膚にシワが増えるのは皮膚にあるコラーゲンが劣化するからで、ビタミンCを摂取し、皮膚のコラーゲンの合成を促せば、弾力性・ハリを回復させる事ができます。特に胸はクーパー靭帯という網目状の結合組織によりその形を維持しており、ビタミンCはその維持に役立つと思われます。
尚、ビタミンCが不足すると、コラーゲンの合成が正常に行われなくなる事から「壊血病」という血管が壊れる病気にかかる事があり、ビタミンCはそれを予防する役割もあります。コラーゲンと聞くと皮膚の印象が強いですが、血管の維持にも重要で、コラーゲンが不足すると血管が硬くなり、そのように壊れてしまったり、血圧の調節が上手くできなくなる事があります。
またビタミンCは強い抗酸化作用がある事でも知られています。体内において活性酸素の異常な増殖を防ぎ、細胞を酸化から保護します。更にはメラニン色素が以上に増殖する事を防ぐ役割もあると言われています。そしてビタミンCにはカルシウムや鉄分などのミネラルの吸収を促す役割もあります。このようにビタミンCは健康を維持する上で必要不可欠なビタミンと言えるでしょう。
ビタミンCを効率良く吸収するためには
ビタミンCは水溶性ビタミンで水に溶けやすく、調理の際に水を使用すると水に溶け出てしまいます。ですので水は捨てずに再利用するか、できるだけ使わずに調理する工夫が必要です。またビタミンCは熱にも弱く、調理の際に加熱する事でも失われてしまいます。熱もできるだけ使わないような工夫が必要です。
尚、水に溶けやすい事で、尿や汗などと一緒に排出されやすく、体内で長期間蓄えておく事ができません。つまり一度に大量のビタミンCを摂取したからと言って、その全てが吸収される訳ではなく、むしろ多くが無駄になってしまうという事です。よってビタミンCは定期的・継続的に摂取する事が重要になります。
ビタミンCを摂取する事ができるサプリメントの紹介
食品では緑黄色野菜全般・果物全般に多く含まれています。特に赤・黄ピーマン、アセロラ、レモン、柿、キウイ、イチゴ、芽キャベツなどが代表的です。ただし前述したようにビタミンCは水や熱に弱いため、調理法や保存法には工夫が必要です。また生の野菜や果物は消費期限が短く、大量に買って買い貯めしておく事もできません。毎回切らす度に買い物に行かねばならず、その意味でもビタミンCを定期的に摂るのは簡単ではありません。
「食品からの摂取」だけの頼るのはコストも手間もかかるので、個人的にはサプリメントからの追加補給をオススメします。特にサプリメントでは脂溶性ビタミンCというものがあり、そちらはゆっくり吸収されるためオススメです。水溶性と合わせて摂取しておきましょう。
ちなみにビタミンCの1日の摂取量の目安は数グラムです。数百ミリグラム程度では全然足りないので注意して下さい。可能ならば摂取量の調節が可能な粉末タイプのサプリメントを利用すると良いでしょう。
これはビタミンCを摂取する事ができる粉末です。摂取方法は数時間おきに数gずつ摂取する必要があります。かなり面倒ですが、それぐらい摂取しないと効果がないです。
こちらは脂溶性のビタミンCを摂取する事ができるサプリメントです。脂溶性ビタミンCは水溶性のビタミンCとは違って緩やかに吸収されると言われています。これによりビタミンCを1日に何回も摂取する手間が省けます。摂取方法としては1回500mg程度を朝晩分けて摂取すると良いでしょう。尚、ビタミンCは過剰摂取しても問題ないので水溶性の方と合わせて摂取しましょう。
粉末状のコラーゲンです。摂取量の目安はありませんが、1回数gを小分けにし、空腹時にビタミンCと一緒に摂取すると良いでしょう。尚、ここでは左の商品を紹介していますが、容量が少ないので、コスパを選ぶのであれば普通に店頭に売られている「コラーゲンパウダー(Amazon商品リンク)」でも問題ありません。
皮膚に塗ったビタミンCは吸収されるのか
胸のクーパー靭帯は、皮膚の多く深くにある真皮付近にまで及んでいると言われていますが、結論から言うと、皮膚の上からそこまで浸透させるのは困難です。何故ならビタミンCは非常に不安定で、そこまで到達する前に酸化されてしまうからです。通常のビタミンCよりも安定しているとされるビタミンC誘導体もあるのですが、真皮までならまだしも、それよりも下まで到達させるのはほぼ不可能と言わざるを得ません。
またビタミンC以外にも様々な有効成分がありますが、皮膚は分子が小さいほど吸収率が高くなります。基本的に「分子の大きいものは通過できない」という事はよく認識しておくべきだと思います。バストアップ効果があるとされるような胸に塗るクリームもありますが、得られるのは大抵は表面の保湿効果だけでしょう。過度な期待は禁物だと思います。
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